保育のバイブルと言われている「保育所保育指針」が大幅に改定になりました。
いわゆる子どもをどのように育てればいいのかを方向性を決める指針が変わったのです。
知識を暗記して覚えるという勉強方法で受験戦争を突き進んでいったことにストップがかかったのです。
AI時代といわれ暗記物はAIに置き換わっていく。また変化が激しすぎて未来が不確定で読めなくなってきた現在。
では何が必要になってきるかというと、創造性や人間間のコミュニケーションが必要になっていくと言われています。
まさにAIの苦手分野と言えるでしょう。
ではそのような能力はその気になれば伸ばせるでしょうが、一番効果的なのは、幼少期0歳から5歳の間に育むのが一番効果的に身につくというエビデンスが明らかになってきました。ノーベル経済学者など著名人が論文を発表したのです。3歳の時に十分な保育をした子どもたちと、放任しておいた子どもたちとを比較した時に、40年後に
経済面、学歴面、ひいては犯罪歴などに大きな差が出て、十分な保育をしたグループに幸せな未来があったという論文です。
その原因が知識などの学力ではなく、やり抜く力、忍耐力、創造力、人間関係構築力など、通常人間力と言われているものです。それが非認知能力と言われていて注目を浴びています。
そういった力はもちろん家庭で培っていくのが一番ですが、昔と違ってそのような環境が整っていない現在では、保育園などの環境でそのような能力を伸ばすことが一番の近道なのかもしれません。
保育園の役割は今後注目されていくでしょう。
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