NHKテレビ番組で「逆転人生」という番組がある。一人の人の人生を振り返り、上手くいっていない不遇な時期から一転して上手くいった、まさに逆転した時期を見る番組です。不遇な時期、たいへんだった時期が凄いほど、それが逆転したきっかけは何だろうと知りたくなります。こんな状況で逆転なんて出来るだろうかと思う、そこが引き込まれる点です。
これを定年活動に当てはめてみるとどうでしょうか? 他人の定年活動を知る機会はあまりありません。そこで興味のなる人は、本を見ることになります。 そこに書かれていることを参考に自分の定活を考えることになります。そこに逆転人生と同じように書かれているとぐっと引き込まれると思いますし、そこから学ぶこともできます。 なぜなら多くの人は今が上手くいっていない、上手くいっている人をみると、どうしたらああなれるんだ、と思うからです。
しかし私が読んだ定年ものの本を見ると、なかなかそれを満たしているものは見つかりません。あったとしても稀です。その理由を考えてみると、定年本を書いている人は、きちんと定年の準備をし、もともと恵まれた環境にいる人が多いからだと思います。 大企業出身であったり、人脈に恵まれていたり、ご自身で定年前にあれこれ考えられていて定年を迎えるころには大方の準備が整っておられる人が多いでしょう。
そういう方は割と正論を言われたり、ご自身の恵まれた環境を自慢されたりする傾向にあるように感じます。
加えて、もちろんご苦労を積まれていることもあったと思いますが、逆転したきっかけは具体的に書かれていないように思います。
定活で知りたいことは、その話が自分に当てはまるか、行動する時に参考になるかということでしょう。まさに逆転した瞬間は何か、凄いねということを知りたいのです。
でも多くはそこの部分は詳しく触れられていないので、方向性などの大きな考え方だけが頭に残り、消化不良気味になるのです。
定活をする人にとっての知りたいポイントは、自分の行動のキッカケになる具体例です。
私はこのブログで、現在進行形で定活をしている方や定活が軌道に乗った方をインタビューして、そのキッカケを取材し皆さんに共有していきます。
お楽しみに。
コメントをお書きください