60歳を過ぎて、〇〇の仕事をしたいです、とはっきり言えるでしょうか?
今日はそんな疑問が自分の胸を通り過ぎました。
そう思うきっかけは今日の出来事からでした。
今日は就活セミナーの採用担当者としてZOOMで対応。
来年、保育士になりたい学生の方に向けて保育園を紹介する仕事です。
大学の子ども学科の学生さんに聞くと、皆が「子どもが好きだから保育士を目指します」、ということでした。
自分の好きな事、心が動く対象があり、だから保育士を選択したということです。
では自分の就活を振り返ってみると、こんなにはっきりしていなくて、何となく学科を選択し、いやその学部しか受からなかったからそこにしたというのが実情です。
就職もやはりなんとなく決めたと言っていいと思います。
そのまま定年まで一筋できました。もちろんその環境でいろいろなことを経験し、多くの人との出会いがあり、何となく自分の適性に応じた仕事もやってきました。
しかし、保育士を目指している学生が思っている純粋な思い、これをやりたいという気持ちは定年まで持っていなかったです。でも定年後になってからは逆に持っていい、いや持つべきだと思うのです。
想いを封じ込めたままにするのでなく、本当は何なのだろうと、何をしたいのだろうと、あいまいにしていた思いをあぶり出して取り組むべきではないでしょうか。
そう思うと今まで生きてきたことの総精算が出来、そこから見えてくるもの、生きていく意義のようなものが出てくるのでしょう。
今日の学生さんの純粋な想いが私の心を動かした1日でした。
学生さん有難う!
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