定活をする際、シニア起業も一つの選択肢になります。
その際に自分は何で起業すればいいのか悩む人も多いと思います。
よくセカンドキャリアのセミナーに行くと能力の棚卸をしましょうと言われ、ウンウン唸っている方もよく見かけます。
セミナーでは自分の得意なこと、好きなこと、ニーズがあること、3つが重なり合っているところが、あなたが起業を考えるところですと言われます。
でも重なり合っているところを見つけるのは結構難しいものです。そのうちやっぱり今は無理なのかなとも思ってしまいます。
そんな時に有効なのは、人から喜ばれたことは何があったのかな、と考えてみることです。
ひとから喜ばれるということは、少なくても喜ばれた人からはそのニーズがあったということです。その方は一人かもしれませんが、多分同じことをあなたはしていると思いますので何人かの人にはニーズがあったことでしょう。
マーケティング的に考えてみると、ある程度の具体的な例があった場合はその分野の顧客には同じことが発生すると考えられます。
するとその人は人に喜ばれたことで例えば起業した場合は、マーケットニーズを満たしていると言えるのではないでしょうか。 もちろんもっと複雑な要因があるので一概にそれが正解とは言えませんが、喜ばれることをすることでその人が仕事が出来たのなら、幸せではないでしょうか。
私の例で考えてみます。
研修をした時、セミナーをした時に、分かり易くてついつい引き込まれ時間を立つのを忘れていた、役立つ内容だった、いくつもの具体的な解決法を教えてもらった、とよく言われます。研修講師の分野は数多くのレッドオーシャンと言えます。 その中で自分の強みを考えた時に、役立つ、具体的、たくさんの解決策というキーワードが出てきました。すると、自分は相手に教えるという従来の講師スタイルではなく、たくさんの最新解決方法を分かり易く顧客に提供することが自分の講師としてのスタンスだし、この形での起業が自分に合っている、と言えると思います。
このように、自分が人から喜ばれたことを起業の突破口にすることは、結果的には、得意・好き・ニーズの3つの輪を満たすことになります。
何を自分の起業にするか悩んでおられる方がおられたら、ぜひこの方法でも考えてみてください。
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