元気で活躍中のシニアを紹介します。
ゴミ袋に自分が入って捨てられていたり、物干し竿に自分が吊るされていたり、自虐的な写真を発表して有名な西本喜美子さん。
西本さんが凄いのは、まず93歳の現役写真家で今でも個展を全国で開催し、自宅に写真スタジオを持っていろいろ面白く加工した写真を自ら編集して作り続けているということです。 加えて、若い時から写真に興味があったのでなく、始めたのが72歳になってからということです。
西本さんは20歳の時は家でやっている美容室のお手伝いをされていましたが、身体を動かすのが好きだったようで21歳の時に、なんと競輪学校に通い競輪選手になったんです。
その後は結婚してから写真を始めるまでずっと専業主婦をされていました。
それが、72歳に息子さんが写真教室をされていてそこで初めて写真を学ばれたのです。
次第に面白くなってきて、74歳にMac講座に参加されデジタル制作をされるようになりました。
西本さんの作品は面白く、高齢者が手掛けられているから注目されたのでないと思います。
高齢者の実情をネタに、自分を飾ることなく、デジタルのテクニックを駆使して作られているので面白く見たいのです。
西本さんは構えることなく自然体。
「美容師も競輪選手も写真家も、もともと興味があったわけでないんです。ある日興味が湧き、やってみよう、と思っただけです。」
「何でもやってみないとわかりませんから。あれこれ考えずに自分の気持ちに正直に向き合って楽しむようにしています。 とりあえずやってみて楽しいと思えたら続ければいいんですよ。」
私の友人も西本さんの個展に行った際、気軽に写メに応じてくださり、たいへん可愛いおばあちゃんだった、と言っていました。
自分の好きな事を72歳になってから見つけ、それをやり続けるうちに面白みも見つけされている姿はチャーミングでかわいい姿です。
このようなシニアがおられることは励みになるし、こうなりたいと思います。
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