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遺伝子、そして才能と努力 - オリンピック-

 オリンピックで活躍する選手を見ていると、その才能に加え目標に向かっての努力は凄いものがあるのだろうなと思います。

 

 

 

その才能はとびぬけていて、とても真似ることは出来ないと思いますが、ひょっとして目標に向かって進んでいく気持ちの持ちようは真似することが出来るのかもしれないな、とちょっと思ってしまいました。

 

 

 

筑波大学名誉教授の村上和雄先生は遺伝子の権威であられました。

 

その村上先生は「1組の両親から生まれる子どもには約70兆とおりの組み合わせがある。遺伝子に書かれた設計図が全く同じとなる確率は70兆分の1しかない」と言われました。

 

すなわち我々はオンリーワンの存在ということです。

 

 

 

その特異性と同時に全ての生物は同じ遺伝子暗号を持っていて、人間についていえば、お互いの遺伝子に大きな違いはないというのです。 それどころか、チンパンジーの遺伝子と1.3%しか違わないらしいです。

 

 

 

これから言うと、我々とオリンピック選手もそんなに違わないのでないか、とも思ってしまうのです。

 

するとその違いは努力?とも思えるのです。

 

 

 

だったらその特異性、オンリーワンの自分なりの才能はオリンピック選手の才能と、才能ということでは同じ。

 

だから、才能を大きく取り上げるのでなく、オリンピックという目標にかける思い、努力を大きく称賛するべきだし、学ぶべきなのだろうな、と思うのです。

 

オリンピック選手が持つ、目標に向かう思いと努力、行動を本気で学べば、何だか凄いこと、自分が想像できないことも出来ちゃうのかもしれませんね。