定年活動(定活)で今後何をするのか定まらないで悩まれる方、多いですよね。
以前、定活インタビューで岩﨑さんから「何をするか考える前に、どんな自分でありたいかを考える必要がある」とアドバイスしていただきました。
川下に目を向ける前に、川上、源流に目を向けることが大切、ということでしょうか。
目から鱗のアドバイスだと、何人の方からも感想を頂きました。
それと同じようなことが「目標」にも言えるのでないかと考えるのです。
目標が達成できないのは、そもそもその目標があいまいで、達成するだけの深さがないからではないでしょうか。
例えば、英語が上手くなりたいという目標を例にとると、ただ単にうまくなりたい、話せたらカッコいいと思い英会話学校に行ったとしても、おそらく続かなくで早々に諦めてしまうことよくありませんか?
それが、いつも研究している分野の海外の研究者と日本語と同じように意見交換をしたい。しかもその研究は今後の日本にとって必要だけれど、現状は誰も手を付けていない、だからしゃべれるようになりたいのだ。
ここまで理由が明確で深い意味があり、やる気がでて多少の障害も乗り越えられると思います。
ではどうすればこのように目標が明確になるのか、いい方法をご紹介します。
コーチングで有名なジフリ・イ・アウエル・バッハ教授のポジティブ心理学によるモデルにおける目標の深め方です。
自分自身で、何度も質問して、目標を自分が納得するまで深めていく方法です。
目標達成までにはいろいろな障害があるはずです。
その障害を乗り越えられるだけの理由があるか、達成するだけのモチベーションを維持するだけの意味づけがされているか。
それをセルフコーチングする、すなわち自分自身に何度も質問していくのです。
その質問は
① あなたが集中したい質問は何ですか?
② 達成するとどんな結果がありますか?
③ なぜその目標が重要と思いますか?
④ 自分のビジョン、価値観と一致していますか?
⑤ 達成するとどんな気分ですか?
⑥ それによってどんな変化を起こしたいですか?
これを自己質問しながら目標を深めていくそうです。
なるほど、目標が達成できない理由を、時間とか能力とか他のことで考えていましたが。そもそもやる気がでる目標であるかどうか、まさにスタートにかかっていたとは、意外でした。
確かに振り返ってみると、いままで継続できた目標は、難易度に関わらず、やる気がでる目標だったと思います。
定活を行う場合も、コアの目標はこうして決めていくのも良いかもしれませんね。
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