FACT FULNESSという本をご存じの方は多いと思います。
2019年に一番売れた本です。
我々が陥りがちな10の思い込み・本能を、データーを示すことで事実と違うことに気付かせてくれる本です。
その中の一つである「ネガティブに思い込む本能」が定年前後の方によく見られるのでないかと思いました。
人は本能的にネガティブに考がえる傾向があります。
ニュース報道などは多くがネガティブなことが多いので、そういう傾向を助長しているのかもしれません。しかし客観的に見ると同じぐらいにポジティブなことはあるのに、どちらかといえばネガティブなことが多いと思ってしまいがちです。
例えば日本の平均寿命を見てみると今や男が81歳で女が87歳ですが、わずか100年ほど前は44歳だったのです。世界では1900年はわずか31歳だったのがいまや70歳までに到達しました。 すごい進歩です。明らかにポジティブな出来事です。
「定年」について考えてみると、長寿社会になったら、年金だけでは食べていけない、孤独になるのが怖い、楽しい仕事に就くことができない、身体が思うように動かなくなる、などなど枚挙にいとまがありません。
年金一つをとっても、2000万円報道があり、貯蓄が少ないので老後が不安がる人が多かったようです。しかしよく調べてみると間違ったデーターだと分り、そんな額は必要なく、年金を大事に使えば何とか生活することが出来ることもわかってきました。
確かにダウンサイジングすれば工夫次第で楽しく生きていけます。
孤独についても、自分のために使える時間は現役時代と比較してはるかに多くなるので、自分の好きな事をして、同じことをしている人とSNSなどを使い仲間になれば楽しい時間を過ごせるはずです。
仕事についても、今までの経験と知識を活かして、家にいながらネット上でマネタイズできる可能性は、本人次第で出来ることは確実です。
そういう意味で、なんだか周りの影響でネガティブに考えがちな「定年」も案外本人の意識次第で楽しく面白く、サラリーマン現役時代では考えられなかったことも出来るので、ポジティブと言えると思います。
まずはネガティブと同じぐらいポジティブなことはあるはずと思って、そこを探求していけばウキウキした毎日が過ごせますよ!
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